恋の成熟に大きな後押しをしてくれるという言い伝えがある恋人の聖地「河内王陵」と神功皇后が新羅出兵の際に訪れた「鏡山大神社」。そんな恋愛成就や必勝祈願に訪れる人気スポットでイベントを行います。夜にはイルミネーションを点灯し、2月14日には温かい飲み物のおもてなしがあります
イベント日時:2月10日(日) 17:00~21:00
※イベントは10日のみですのでお間違いなく!
場所:鏡山大神社 田川郡香春町大字鏡山705
料金:無料
駐車場はありませんのでご注意ください。
お申込み先:不要
河内王の墓?鏡山大神社?・・・ってなに?
奈良時代の皇族、天武天皇の孫とされている河内王の墓です。九州へ赴任中、鏡山に住む手持女王(たもちのおおきみ)と恋に落ち、この地で没したことからここに祀られたそうです。
河内王陵(かわちおうりょう)
河内王陵(かわちおうりょう)は、福岡県田川郡香春町にある古墳。通称は「外輪崎古墳」です。
実際の被葬者は明らかではありませんが、宮内庁により「勾金陵墓参考地」(被葬候補者:第40代天武天皇皇孫長親王王子河内王)として陵墓参考地に治定されています。
万葉集巻第三の417~419前文に「河内王を豊前国鏡山(かがみのやま)に葬る時、手持女王(たもちのおおきみ)の作る歌三首」とあり、417番に「大王の親魄(にきたま)あへや 豊国の鏡山(かがみのやま)を 宮と定むる」と詠まれています。
河内王は大宰帥として九州に赴任しこの地で没したと言われています。このため明治27年(1894年)に天武天皇の皇子・河内王の勾金(まがりかね)陵墓参考地に治定されました。陵墓は現在はフェンスに囲まれ宮内庁が管理しています。
残された手持女王は王を慕う歌を詠み、その歌は万葉集にも納められ今に伝わっています。女王の切ない想いは今もこの地に息づき、恋の成熟に大きな後押しをしてくれるという言い伝えがあり、知られざる恋人の聖地です。
鏡山大神社
神功皇后が新羅へ出兵する道すがら、鏡山の岡に天津神・国津神を祀って必勝祈願したとされる神社です。
当時神功皇后の魂を鎮めたと伝わる鏡が奉納され、ここの地名「鏡山」の由来にもなっています。高台にある境内は、神々しい雰囲気を味わえる憩いのスポットです。
祭神は仲哀天皇と神功皇后です。また、参道脇に手持女王と河内王が恋に落ちた物語を語った看板があり、その横にあるハートの輪にカップルが「誓いの鍵」をロックすると二人の愛が永遠と結ばれると言われています。
また、ゴールデンウィークには、神辛祭が行われます。
このような恋愛成就や必勝祈願にご利益があるとされ始まった恋の里鏡山バレンタイン。夜はイルミネーションも点灯されますので、ぜひ足を運んでみてください。
お問合せ先: 香春町観光協会 TEL:0947-85-8035