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【イベント:飯塚市】10/3-11/26 旧伊藤伝右衛門邸で明治天皇の貴重な資料を大公開

旧伊藤伝右衛門邸・秋の企画展2019

旧伊藤伝右衛門邸では「秋の企画展」を開催します。

2019年のテーマは「天皇五代を祝す ~天皇五代と白蓮を取り巻く人々~」 「天皇五代を祝す」と題し、天皇家ゆかりの品々や、天皇家とも関係が深い柳原白蓮ゆかりの品々を展示します。

特に明治天皇ゆかりの品々については、11月に行われる予定の大嘗祭に合わせた展示内容を企画します。

10/5(土)13:00~は、伝右衛門特別講座としてミュージアム・プロデューサーの砂田光紀さんをお招きして、「五穀豊穣と大嘗祭~ニイナメの謎を解く」と題して講演していただくトークイベントも開催します。

開催期間: 2019年10月3日(木)~11月26日(火)
開館時間: 9:30~17:00(入館16:30まで)
料  金: 高校生以上¥310 小・中学生¥100 団体割引あり
※土曜日のみ高校生以下無料
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方は無(要手帳提示)、手帳提示された方の介護者も無料。
住  所: 福岡県飯塚市幸袋300番地
問合せ先: 飯塚観光協会 TEL 0948-22-3511
駐車場:あり

旧伊藤伝右衛門邸とは?

旧伊藤伝右衛門邸は、筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門と歌人柳原白蓮が過ごした邸宅です。

アールヌーヴォー調のマントルピース、イギリス製のひし形のステンドグラスのある応接間、一畳たたみを敷き詰めた長い廊下等様々な芸術的技法を取り入れ、伊藤伝右衛門が妻白蓮の為にと改築を続けた歴史的建造物です。

春のひな祭りの時期には「いいづか雛のまつり」に合わせて、毎年テーマを変えて500体から800体の座敷雛が飾られます。また端午の節句に合わせても企画展が開催されます。

大嘗祭(だいじょうさい)とは?

大嘗祭は古くは「おほにへまつり」「おほなめまつり」とも訓じたが、現代においては「だいじょうさい」と音読みするのが公式である。

退位に伴う皇太子さまへの皇位継承でもっとも重要となる大嘗祭は、天皇が即位後初めて行う新嘗祭を指す。その中心的儀礼である「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」では、天皇が「悠紀殿(ゆきでん)」と「主基殿(すきでん)」で自ら新穀を供え、神々とともに食し、五穀豊穣に感謝するとともに、国家・国民の安寧を祈念する。

これにより「神格」を得て完全な天皇になるとされる。

この前10月22日に行われる「即位の礼(即位礼正殿の儀)」は、皇位継承を内外に示す国事行為で、外国王室の戴冠式にあたる。

なぜ福岡県飯塚市にある旧伊藤伝右衛門邸で、天皇家ゆかりのモノが展示されるのか?

筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門が、25歳年下の歌人で大正天皇の従妹(大正天皇の生母である柳原愛子の姪)にあたる柳原白蓮との再婚後、白蓮の為にこの家を改築し、わざわざ京都から宮大工を呼び、2,500坪の土地に25部屋の家屋を設け当時での贅の極みともいうべき和洋折衷の近代建造物を作り上げました。

ここは、NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」の蓮子と嘉納伝助のモデルとして話題になりました。