面倒な作業とはLINEでおさらば
書類やFAXの資料を打ち直すなんてことありませんか?
そんな、「自動で変換して欲しい」を長崎のベンチャー企業が作ってしまったのだ。
西海クリエイティブカンパニー(以降SCCとする)は、
長崎県西海市で2017年に設立したベンチャー企業。
7月にAIによる自動文字起こし
「文字起こし ばりぐっどくん」の
アプリサービスを開始したことを発表した。
使い方は簡単。
本アプリの公式LINEアカウントと友達になった後、
文字起こししたい画像をLINEするだけで、
テキストデータとしてすぐ送り返してくれる
なんとも画期的なアプリ。
利用料はなんと無料である。
使い方
友達追加
公式LINEアカウントで「ばりぐっどくん」を探して、友だちに追加する。
画像を送信する
「ばりぐっどくん」に、文字起こしして欲しい「文章の入った画像」を送信する。
エンド
3秒程度で返事(テキスト変換された文章)が返ってくる。
今でも修正や改善をしていて、文字起こしの精度はかなり高くなっていて、
90%近い正解率のようだ。
エンジニア経験なしから、ひとりで開発をスタート
SCCはローカルメディア「ばりぐっど」を運営しているが、
「人が減っていく社会」の中で課題解決をしたい、
とマスコットキャラである「ばりぐっどくん」を活用して考えたそう。
開発担当者である宮里氏は、
プログラミングエンジニアスクールを半年ほど受講後に開発着手し、
福岡県飯塚市にある九州工業大学の学生と共同で運営を行っている。
しかも既存のサービスを活用したからとはいえ、
開発期間は1週間だったようです。
画像がぼやけていたり、写真が小さかったりすると精度が低下する。
人が読めるレベルであれば問題ないそうだ。
また、英語、中国語、タイ語等に対応した、
日本語に翻訳する「外国語ペラペラばりぐっどくん」も開発。
海外の飲食店のメニューなど、旅行時に活用して欲しいとのこと。
1日の回数制限はあるが、無料で利用できる。
友達検索で「@perapera」で利用可能になる。
現在は9月30日で、52859人。
日本のみならず、インドやアフリカにユーザーがいるそうだ。
アプリ制作に関わった九工大生の兵頭さんに色々聞いてみた。
共同開発に関わった経緯は?
大学の研究室の教授とのつながりで、西海市の方々と出会いました。
西海市の方が九工大にこられたり、僕らが西海市に行ったりなどしながらお互いの問題点などを語り合いました。
西海市の方は「西海市の課題がたくさんあるけど、解決する技術が足りない」。九工大(僕は)では「技術は多少あるけど、解決する課題がない」。
といった感じでお互いの問題点が噛み合っていたことがきっかけで、
共同制作が始まりました。
リリースが決まってどうですか?
今ある知識と技術でも十分ユーザーのニーズを満たすことができる、ビジネスすることできると肌で感じました。
知識と技術を溜め込むのも大事ですが、今あるものをどう組み合わせるかが重要だと感じましたね。
将来が楽しみな逸材をまた発見してしまった。