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【オープン延期から再始動:最新情報9/17】田川伊田駅のリニューアル!炭坑文化が華やいだ大正時代の建築様式がモチーフのおしゃれな駅に!

田川市の中心部にあり、JR九州日田彦山線と平成筑豊鉄道を走る田川伊田駅の駅舎がリニューアルされています!まちの案内所、Wi-Fi完備のベーカリーコーヒーショップ、田川を中心とした筑豊鉄道沿線の地域の特産品をおくセレクトショップ、日本一線路に近いゲストハウス、食事をしながら炭坑二本煙突が見える鉄板焼きレストランなどを併設する炭坑文化が華やいだ大正時代の建築様式がモチーフのおしゃれな駅に生まれ変わります!

田川伊田駅のリニューアル延期等に関する最新の新聞報道まとめ

現在は、1階の待合室。2階の鉄板焼きレストラン、田川伊田駅舎ホテルがオープンしています。

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田川伊田駅のリニューアルですが、新聞報道によると「運営会社の資金不足で全面開業のめどが立っていない」ということ、最新の報道では「運営会社の運営権を剥奪する代わりに、田川市が工事代金等を肩代わりする」という可能性もでてきました。⇒田川伊田駅舎の運営権継続 田川市 資金調達にめどが立ったようです。詳細は各ニュース記事ページをご覧ください。

田川市は30日、運営会社「デザインステーション」の資金難などから開業が大幅に遅れている田川伊田駅について、金融機関の融資が決定し、当面の資金調達のめどが立ったとして、運営権を継続することを明らかにした。駅舎2階部分のゲストハウス(簡易宿泊所)と鉄板焼きレストランは8月中旬の開業を目指す。

田川伊田駅舎の運営権継続 田川市 資金調達にめど
(2019/7/31:西日本新聞)
運営会社の工事代を市が“肩代わり”も 田川伊田駅の開業遅れ
(2019/6/8:西日本新聞)
田川伊田駅 開業遅れ、国の交付金返還も 田川市、外部識者委で説明
(2019/6/1:西日本新聞)
田川伊田駅「サポーター募り資金調達」 運営会社社長ら一問一答
(2019/6/1:西日本新聞)
田川伊田駅開業見通せず 運営会社資金繰り悪化 市、権利取り消しも
(2019/5/29:西日本新聞)

田川伊田駅のリニューアルは当初4月下旬に完了する予定でしたが、諸事情によりグランドオープンの時期が未定になりました。

現在は1階待合室、トイレと3階休憩室、展望テラスのみを開き、土産物販売や宿泊施設などの営業開始と式典は5月末を目指すとしています。

詳しくは、西日本新聞の「田川伊田駅の開業式延期 運営会社の準備遅れで パン職人やシェフ確保できず [福岡県]」をご覧ください。

4月下旬のリニューアルに向けて急ピッチで工事が進む田川伊田駅を、改装後のテナントなどの運営を行う株式会社デザインステーションの金子さんにご案内いただきました!

田川伊田駅の歴史

1895年(明治28年):豊州鉄道 (初代) 行橋・当駅間(後の田川線)開業にともない、伊田駅(いたえき)として開設。
1896年(明治29年):豊州鉄道の当駅・後藤寺間が開業。
1899年(明治32年):豊州鉄道の直方・当駅間(後の伊田線)が開業。
1901年(明治34年):豊州鉄道を九州鉄道 (初代) が合併。
1907年(明治40年):九州鉄道が国有化され帝国鉄道庁が所管。
1957年(昭和32年):香春・当駅間の短絡線(日田線)が開業。
1971年(昭和46年):橋はかり廃止。
1971年(昭和46年):貨物取り扱い廃止。
1982年(昭和57年):田川伊田駅に改称。
1984年(昭和59年):日田彦山線・久大本線のポイントを操作するCTCセンター設置。
1987年(昭和62年):国鉄分割民営化によりJR九州が継承。
1989年(平成元年):田川線と伊田線が平成筑豊鉄道に転換。
1990年(平成2年):新駅ビル(3階建て)が完成。
2009年(平成21年):平成筑豊鉄道の駅にネーミングライツにより「MrMax」の愛称が付く。
2016年(平成28年):田川市がJR九州より駅舎を購入。
2019年(平成31年):リニューアル

田川伊田駅リニューアル後のイメージ

意匠コンセプト

かつて炭坑で栄えたこのまち、いのちをかけてヤマに入った人たちを忘れない。その象徴として先人たちへの敬意を込め、石炭の黒を基調としました。誇りをもって過去と未来をつなぐ、新たな まちのシンボルへ

田川伊田駅のリニューアルデザインを担当したのは、リノベーション案件を数多く手がけ、リノベーション オブザイヤーの総合グランプリを2度も受賞している株式会社タムタムデザイン。石炭の「黒」を基調に、内装には漆喰と国産木材を使用に「手触り」を表現されています。その他、壁面に使うタイルや壁紙もすごくお洒落です!大正ロマンをイメージした田川駅の駅舎は3階建て。リニューアルに向けた工事途中の写真ですが、一足お先にご覧ください。

1F


田川伊田駅の1階の平面図はこんな感じ!駅の改札を挟んで左手に待合室&ギャラリーとカフェ、右手にまちの案内所と沿線の特産品を集めたセレクトショップが入ります。

駅舎の中に入って見上げると、大正ロマン漂うシックな内装が目に飛び込んできます。

『MACHI』という名の待合室のロゴマーク。炭坑の町田川らしく、レンガの2本煙突と伊田竪坑櫓をモチーフにデザインされています。

そして待合室の中には、パンとコーヒーが楽しめるショップ『パンとコーヒー』が!待合室には無料Wi-Fiも完備されるそうなので、待ち合わせに軽くお茶する場所としてもよさそう!

エントランスの右手すぐには『まちの案内所』が!沿線の観光案内所として活躍しそう!

そして注目なのが、『まちの案内所』に入って正面の壁材にご注目!これ、実は田川産業という100年続く漆喰(しっくい)珪藻土メーカーの漆喰を使ったルミエキューブという商品を使っています。「呼吸をする」「調湿する」「臭いを吸着する」壁材。オシャレなのにすごい機能ですよね!

右手奥にはローカルセレクトショップ「CHOCOTT~チョコット~」が。日田彦山線と平成筑豊鉄道の沿線のエリアの特産品が並ぶ予定です。柱には2本煙突をモチーフにした本物のレンガが使用されています。


このローカルセレクトショップをさらに奥に進むと、石炭記念公園・田川市石炭歴史博物館につながる地下道があります。駅から歩いていけるのは便利ですね!

2F


2階は、~日本一線路に近い宿~である『寝台駅舎・ロマン号』と、鉄板ダイニングの『Bar&Dinner TEPPAN』が入ります。

これが~日本一線路に近い宿~『寝台駅舎・ロマン号』の室内です!寝台列車をイメージした内装になっているゲストハウスです。なんと1泊3500円で泊まれる!

線路側の部屋からは駅のホームが見えます。列車が到着すると駅のホームと同じ目線の高さで列車を眺めることができます。

そして部屋の壁紙がオシャレなんです!部屋ごとに違う壁紙でこだわりを感じます。



鉄板ダイニングの『Bar&Dinner TEPPAN』のロケーションがまた憎い!お店の中からは、駅のホームが見えるほか、石炭記念公園の2本煙突が見えます。実はこの2本煙突日没からライトアップされるので晩御飯で利用する際は、ライトアップされた2本煙突を眺めながら食事できてロマンチック~♪

3F

3階は展望テラスとセミナーや会議が開ける駅ナカサロンが入ります。


展望テラスからは、駅のホームを見下ろすことができます。

反対側からは、駅前にある5月の神幸祭で有名な風治神社も眺められます。

まとめ

田川伊田駅は4月下旬にリニューアルオープンします。新しい田川のスポットとして人が帰ってくる場所、人が集まる場所、旅に出かける場所というように人が繋がるハブのような存在になるでしょう!ぜひリニューアルした田川伊田駅にお出かけください。